スイス "ムーン" スプルース、その特徴/特性
スイスの高地で新月のタイミングにのみ切り出す、希少なスプルースです。
新月のタイミングは木材の中でもっとも含水率が低くなると言われており、その時期に切り出した材木はのちの動きが少なく安定した性質になりやすいと言われています。
杢目が細かく、真っ白な色味の材が多いことも魅力の一つです。
Dowinaは長年培ってきた経験、更にハンド・ボイシングとタップチューニングを駆使し、
・節のない、木の幹の部分の材料であること
・ねじれのない、まっすぐな杢目であること
・張力にばらつきのない、均質な材料であること
・1~3mm間隔程度までの、密な年輪を持っていること
・晩成部分の割合が低く(全体の3割以下)、淡い色味であること
・柔らかくなく、軽量であること(比重0.450g/m3未満)
・変形抵抗の高い、剛性に富んだ材料であること
・重量に対して音の伝達性が高く、減衰率も高いこと
・樹脂の含有量が低く、ピッチポケットが無いこと
・全体的に色の変化が小さい均一な外観の材料であること
このような独自かつ厳格な基準に則って、ギター用の木材料を選別しています。
Dowina創設者:スタニスラフ・ペトコ・マリノフ
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